2005年12月10日

MicrosoftによるGoogle利益独占発言で思うこと

Microsoftが広告収入の一部をユーザーに還元すると発表しました。
これに際し、Microsoft会長のビルゲイツが「Googleはこの収入を全部1人占めしている」と発言しました。

ゲイツ会長、広告収入をユーザーに還元する意向表明では、この発言が飛び出したのはインドのテレビでの討論かららしいです。

まず思ったのは、Googleは「優れたサービスを、広告をつけることによって無料でユーザーに提供できる」というやりかたで成長しています。
これに対して、Googleからユーザーに何か寄越せというのは変な話です。
しいて言うならGoogleがユーザーにくれているのはGmailなどのサービスであり、それがMicrosoftが還元してくれるという「無料ソフト」に近いものなんじゃないかと思います。

ユーザーがGoogleの広告を自分のサイトに載せる場合はAdSenseというプログラムにより、Googleから直接報酬がもらえます。
この場合は、ユーザーのコンテンツをGoogleが借りて広告を表示するため、それに対する報酬ということで成立しています。

一番気に食わないのは、どういう「還元」を行うかも発表せずにいきなりGoogleを名指しで批判してることです。
文句を言うなら自分たちがまず「還元」を実践し、それがどれだけユーザーに恩恵のあることなのかはっきりと表明してからにして欲しいと思いました。
posted by ねむお at 14:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類 | banner_01.gif
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