この事件はアンチWikipediaの人を刺激し、Wikipediaの仕様変更に発展した問題でした。
「冗談のつもりだった」--Wikipediaへの虚偽書き込み事件、張本人が名乗り出るには、今回の経緯が書かれています。
新規記事作成が登録制になったWikipediaでも書いたとおり、Wikipediaでの記事作成ルールが若干変更されました。
本人は冗談でやってしまったことでも、ネット上では該当者が記述を行った人の身元を追跡し、その一方でWikipediaに対して非難を浴びせる人たちが現れたりと大きな動きが起こってしまいました。
特にコンピューターでは少しキーを叩いてクリックするだけで簡単にこの「冗談」のようなことが行えてしまいます。
このような例は僕らにも当てはまるのかもしれません。
たとえば掲示板にて、軽い気持ちで書いた書き込みが逮捕につながるようなことが起こっています。
日常に溶け込んだ人ほど意識せずに書き込みを行うため、気づいたときには手遅れだったということが多いと思います。
簡単で便利なインターネットの世界では、簡単に自らの生活を狂わせてしまうことも出来るということがよく示された事件だったと思います。