これによる提携内容にインスタントメッセンジャーの連携が含まれています。
グーグル、AOLとの提携拡大を正式発表--IMやビデオ関連でも協力へでは、このIMに関する話題はちらりとしか出ていなく、主に両者の経済的メリットの重点となるオンライン広告に関する文章が多く見られます。
ただ広告主でもない一般的な立場からみればIMのほうが気になりました。
さらに、両社のインスタントメッセージ(IM)サービス--「Google Talk」と「AIM」のユーザー間でメッセージのやりとりをできるようにしていく。
違うプロトコルを採用しているIMが相互に通信を行うためには、どちらかに片方が採用しているプロトコルを利用できるように機能を追加する必要があります。
AOL側のAOL Instant Messengerでは独自のプロトコルを利用し、Google Talkでは仕様が公開されたJabberというプロトコルを採用しています。
個人的にはGoogle TalkがAOLプロトコルを採用するのではなく、AOLに仕様変更を加えてJabberに対応して欲しいです。
Jabberの仕様はオープンになっているということから、互換を持ったメッセンジャーが作りやすくなっています。
ビジネスの利用を除いて今はバラバラになっているIMですが、それぞれのメッセンジャーソフトがJabberにも対応すればメッセージのみに限っては互換性が保てます。
3大IMの一角を担うAOLがGoogleとともにJabberの採用に向かえば、それなりの話題にはなってくれるはずです。
この記事中では、広告表示方法に変更がある可能性も述べられています。
この変更では、シンプルで効果の高いテキスト広告を変更し、今までインターネット上で多く見られたイメージ広告が入ってしまい、Googleらしくなくなってしまうのではないかという懸念が以前からありました。
ITmediaのAOLはGoogleの破滅の種?
報道を信じるなら、もうすぐWebブラウザには、AOLが販売した画像付きGoogle広告がやってくる。
San Jose Mercury Newsの記事には次のようなことが書かれている。「両社の提携は、Googleの検索エンジンを使う人々に新しい体験の到来を告げるだろう。AOLは Google検索エンジンに画像付き広告を掲載できるようになるからだ。これまで、Googleの検索エンジンには画像広告はなかった」
僕は頻繁に使う分、Googleのシンプルなインターフェースにはほれ込んでいるといってもいいほどなじんでいたのですが、これを読んで、他のポータルサイトにあるような多くの広告画像が入ってしまうのではないかと心配していました。
が、Cnetの記事では、画像広告が入るのは画像と映像検索に限られるようです。
もともと画像と映像の検索では結果にイメージが入るため、(数と大きさによりますが)広告が入ってもあまり目に付かないでしょう。
もしこれがWebサイト検索なら、もともとテキストベースの結果に、それより目立つ画像広告が入ってしまうのは鬱陶しいのですが、あまり心配する必要はなかったようです。
Googleと対立するMSNでは、ブロードバンド時代にあった映像と音声を組み合わせたリッチな広告配信を計画しています。
広告の手法が多様化してくる今、GoogleもAOLを生かして自社の広告を存分に生かせる方法を模索していくことが必要です。