2005年11月27日

MicrosoftのOffice XMLのオープン化は本物か

以前Microsoft OfficeのXMLフォーマットが標準化へで紹介したOffice Open XMLの標準化申請についてですが、どうもあまり評価されない内容になってるようです
オフィススイートのファイルフォーマットに関する今後について少し大切な内容かもしれません

この内容に関する日本語の記事は2つ出ています
ひとつはITmediaのMSのOffice XML構想に欠陥ありで、2つ目はITproのMicrosoftの「オープン」Officeフォーマットはそんなにオープンじゃないです

ITmediaのほうでは、特に2ページ目に内容が集約されています
その内容として、「SunのOpenDocumentとMicrosoftのOffice Open XMLを比べた場合、Sunの場合はその要項のコントロールが標準化団体のOASISにあるが、Office Open XMLの場合、コントロールがMicrosoftの下にある」というものになっています
このことに関して、この記事中では「不完全な内容」とした上で、考えられる理由として
すなわちODF(OpenDocument Format)の進出を阻止するという目的を達成するには、これで十分だという計算に基づく決定ということが考えられる

というコメントが載っています
実際、標準化されるという記事だけを聞いた限りだと、中身が分からなくてもそれなりのインパクトはありました

ITProのほうでは少し違った内容が載っており、こちらも不十分な内容という結論に至っています
こちらの記事は短くて、次の一文に集約されています
その契約は,Office 2003の中のXMLベースのフォーマットにしか適用されず,Office 12のものには適用されない(つまり,訴える可能性がある)。Office 12はリリースから丸1年が過ぎてから適用される。

この文章の情報ソースとして、plexnex.comというブログがあげられています
今回のフォーマットの件に関してだけでも、複数の日時のエントリにまたがってかなりの量がありました
少しかじってみたので参考になれば幸いです

11月22日
David Wheelerという方のページが引用されています
ここではOpenDocumentとOffice Open XMLの比較において、それらが作り上げられてきた期間について説明されています
OpenDocumentがある程度期間がおかれ、修正されてきたのにくらべ、Office Open XMLは問題を抱えてしまうという考えがあるようです
また、双方の標準化において、「OASISもECMAもISOに申請することが出来るが、その場合、OpenDocumentのほうが早く実現するだろう」としています

23日
ライセンスの内容をコントロールする権利を誰がもっているか、という内容について書かれています
これに関してはITmediaの記事が上にリンクしてあるので記述する必要はないでしょう

25日
いまだにいくつか分からないことについて箇条書きされています
この中の一番上にある「Proprietary Dependencies」では、DRM,OLE,VBAといった技術が、標準化されるOffice Open XMLに含まれるかどうかの懸念があります
これらが含まれない場合、このファイルフォーマットにVBAなどを組み込むことが難しくなります

そしてその下の2つ目、「Intellectual Property」では、ITProの記事の元となった内容が記されています
この標準化はOffice2003には適用されるが、それ以降のOffice 12ではどうなるかという内容です

このファイルフォーマットがいつ標準化されるかどうかに関しても疑問があり、もしかすると標準化されるまでにMicrosoftから取り消しを申請されてしまうかもしれません
そもそも今回の発表自体がOpenDocumentに対するはったりだとすると、申請された内容の行方はどうなるか分かりません

このように周辺では今後の進展が分からない中、Microsoftの詳細な内容の発表を待たないと何もいえないのが現状となっているようです
posted by ねむお at 11:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類 | banner_01.gif
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